1.九州地方の農業
①筑紫平野
ⅰ.稲作
・米の産地
ⅱ.二毛作
・同じ土地で1年に2種類の作物を栽培すること
・米の収穫後に大麦・小麦を栽培
ⅲ.棚田
・山がちなところや傾斜地で見られる
ⅳ.クリーク
・人工の水路
・水田の排水、かんがいに利用
・有明海沿岸の三角州に見られる
※近年は減少
②宮崎平野
・促成栽培を行う
※冬でも温暖な気候を利用して出荷時期を早める
→ビニールハウスできゅうりやピーマンを栽培
③シラス台地
・火山灰が積もってできた台地
・鹿児島県~宮崎県南部に広がる
・水分を保ちにくいため稲作には向かない
→畑作や畜産がさかん
ⅰ.畑作
・さつまいも、茶、たばこの生産が多い
ⅱ.畜産
・豚、肉用若鶏、肉牛の飼育数が多い
※豚の飼育数
・鹿児島県が1位
・宮崎県が2位
※肉用若鶏の飼育数
・宮崎県・鹿児島県が全国1位・2位
(ほぼ同じ数字)
※肉牛の飼育数
・北海道:1位
・鹿児島県:2位
・宮崎県:3位
④沖縄県
※温暖な気候に適した作物
・さとうきび
・パイナップル
・菊などの花
・マンゴー
・バナナ
など
2.九州地方の工業
①北九州工業地帯の形成
ⅰ.八幡製鉄所の建設
・明治時代、北九州に建設
・石炭と鉄鉱石から鉄鋼を生産
→北九州工業地帯を形成
※石炭は福岡県の筑豊炭田でとれる
鉄鉱石は中国から輸入
ⅱ.エネルギー革命:1960年代
・資源の中心が石炭から石油に変化
→北九州工業地帯の地位は低下
※現在では北九州工業地域とよばれることも多い
②ICとシリコンアイランド
ⅰ.IC(集積回路)
・1970年代に工場が急増
→九州地方はシリコンアイランドと呼ばれる
※アメリカのサンフランシスコ近郊のシリコンバレーにならった呼び方
東北地方でもIC産業が発達→シリコンロードと呼ばれる
ⅱ.自動車
・近年は自動車の工場が増加
③公害
・高度経済成長期に深刻化
ⅰ.水俣病
・熊本県を中心に発生
※四大公害病(水俣病・イタイイタイ病・新潟水俣病・四日市ぜんそく)の1つ
ⅱ.環境モデル都市
・2008年、水俣市が指定される
※環境改善の努力
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