しっかり地理

世界と日本の人口

1.世界の人口

約81億人(2024年)
・20世紀後半に大きく増加(人口爆発)
・特にアジア州・アフリカ州・南アメリカ州の人口増加率が大きい

2.日本の人口

①日本の総人口

約1億2500万人(2022年)
 ※世界11位

②少子高齢化

ⅰ.少子化
・出生率が低下し、生まれる子どもの数が減少すること

年少人口(15歳未満)が減少
生産年齢人口(15~64歳)も減少

ⅱ.高齢化
・平均寿命がのび、高齢者が増加すること

老年人口(65歳以上)が増加
→日本は高齢者(老年人口)の割合が25%をこえている

ⅲ.少子高齢社会
少子化高齢化が進んだ社会
※日本は2010年ごろから人口減少社会へ

3.人口ピラミッド

・男女別・年齢層別の人口構成を表したグラフ
・年少人口(15歳未満)、生産年齢人口(15~64歳)、老年人口(65歳以上)に分けて見ると、人口構成の特徴がわかりやすい

①富士山型

・出生率・死亡率がともに高い
・発展途上国に多い
※アジア・アフリカなど

 

 

②つりがね型

・出生率・死亡率ともに減少
・人口は停滞
・西ヨーロッパの国々など

 

 

 

③つぼ型

・少子高齢化が進んだ国・地域
年少人口が少なく、少子高齢化が進行
・現在の日本

 

 

 

④日本の人口ピラミッド

富士山型→つりがね型→つぼ型と変化

4.日本の人口分布

人口の多い地域

・人口密度が高い

ⅰ.三大都市圏
東京大都市圏
大阪大都市圏(京阪神大都市圏)
名古屋大都市圏

ⅱ.地方中枢都市
・各地方の中心となる都市
札幌市仙台市福岡市広島市
※この4市は政令指定都市でもある

ⅲ.政令指定都市
・政令によって指定を受けた人口50万以上の都市
・全国に20市ある(2023年)

5.過密地域と過疎地域

過密

・人口が集中している地域
 人口密度が高い

・都市部に多い
・住宅不足、交通渋滞、ごみ処理の深刻化

ドーナツ化現象

都心部の人口が減少し、郊外の人口が増加する現象
※地価が上昇したため、郊外のニュータウンなどに移住する人が増加

③都心回帰

・1990年代に地価が下がり、再開発が進む
→再び都心に近い地域の人口が増加

過疎

・人口が減少している地域
・農村部・山間部・離島など
・おもに若者が都市部に移住したため
・地域経済の衰退、地域社会の維持が難しい
 ※学校、商店、病院、公共交通機関の閉鎖・消滅


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