イギリスのアジアへの動き

イギリスは中国（清）に対してアヘン戦争を起こして勝利し、不平等条約を押しつけました。その清国内では、太平天国の乱が起こりました。インドの大反乱をしずめたイギリスはインドを植民地化しました。

・清が麻薬のアヘンを取りしまる
→1840年、イギリスは軍艦を送り開戦(アヘン戦争)

・イギリスの勝利

ⅰ．南京条約：1842年
・清は上海(シャンハイ)など5つの都市を開港
・清はイギリスに香港(ホンコン)をゆずる

ⅱ．不平等条約：1843年
・清にとって不平等な内容
・清の関税自主権を認めない
・イギリスが領事裁判権(治外法権)をもつ

・清は戦争の費用や賠償金の支払いのために増税を実施
→反乱の発生：洪秀全を指導者として太平天国を建国
→清は外国の力を借りてこれをしずめる

・1857年に発生
・インド兵がイギリス人の上官に対して反乱をおこす
→イギリスに不満をもつ人々によって反乱が各地に広まった

・インド大反乱をしずめたイギリスは、ムガル帝国(インドの王朝)をほろぼした
→イギリスはインドを植民地化した

漢字の読み方(タップで開きます)

・麻薬：まやく
・南京条約：ナンキンじょうやく
・関税自主権：かんぜいじしゅけん
・領事裁判権：りょうじさいばんけん
・治外法権：ちがいほうけん
・太平天国の乱：たいへいてんごくのらん
・洪秀全：こうしゅうぜん