ポイント解説
世界の動きです。産業革命が世界で最初に起こったイギリスは、19世紀には「世界の工場」となり発展しました。産業革命の進展にともなって資本主義が成立する一方、資本主義に対する批判から社会主義がとなえられました。アメリカでは南北戦争が起こり、リンカン大統領により奴隷解放宣言が出されました。
1.産業革命
・技術の向上により産業と社会のしくみが大きく変化したこと
・18世紀の終わりごろイギリスで最初に始まった
・蒸気機関で動く機械を使用し、イギリスは綿布(綿織物)を安く大量に生産し、世界に輸出
※19世紀のイギリスは「世界の工場」とよばれるようになった
①資本主義の成立
・生産の元手となる資金(資本)を持つ資本家が経営者となり、賃金をもらって働く労働者をやとう経済のしくみ
→低賃金・長時間労働など劣悪な労働環境におかれた労働者は、団結して労働組合を結成
②社会主義の登場
・資本主義を批判するマルクスらが提唱
2.ドイツ
・「鉄血宰相」とよばれたビスマルク首相が富国強兵を進める
→1871年に帝国として統一
3.アメリカ
南北戦争(1861~65年)
①戦争の始まり
・奴隷制と自由貿易をめぐる南北の対立が内戦に発展
ⅰ.北部
・奴隷制に反対
・保護貿易を主張
ⅱ.南部
・奴隷制に賛成
・自由貿易を主張
②リンカン(リンカーン)大統領
・ゲティスバーグで「人民の、人民による、人民のための政治」を説いた
・奴隷解放宣言を発表
・北部を勝利にみちびいた
漢字の読み方(タップで開きます)
・蒸気機関:じょうききかん
・綿布:めんぷ
・綿織物:めんおりもの
・鉄血宰相:てっけつさいしょう
・奴隷解放宣言:どれいかいほうせんげん
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