1.アメリカ合衆国の農業
①適地適作
・各地の自然環境に適した作物を栽培
→気候と作物の分布は関連性がある
※以下のA~Gは上の地図と対応
A.地中海式農業
・南西部の地中海性気候の地域
(カリフォルニア州など)
・果樹、野菜などを栽培
※夏に乾燥する気候を利用
一部で稲作も行う
B.放牧
・西経100度より西の広い地域
・少ない降水量でも育つ牧草を利用
C.小麦:2か所に分布
(1)アメリカ北部からカナダにかけての地域
(2)アメリカの中央部
・西経100度の経線にまたがる
D.酪農
・五大湖周辺
・冷涼な地域
E.とうもろこし
・酪農地帯の南部に広がる
・飼料作物(家畜のえさ)としても利用
→すぐ北の酪農地帯へ輸送
F.綿花
・とうもろこし地帯の南部
・温暖で降水量の多い地域
G.園芸農業
・フロリダ半島
・果樹などを栽培
②企業的な農業
・広大な土地を利用した大規模な農業経営
・大型の機械、農薬や化学肥料を利用
※農業の工業化が進んでいる
ⅰ.アグリビジネス
・農産物の生産から加工、流通、販売など、
農業を専門に行う農業関連産業のこと
ⅱ.穀物メジャー
・アグリビジネス企業の1つ
・穀物を扱う大企業
・多国籍企業でもある
③世界の食料庫
・アメリカは世界最大の農産物輸出国
→日本など多くの国が農産物を輸入
・小麦、大豆、綿花などの輸出量は世界1位
※とうもろこしも1~2位
・小麦の生産量は世界3位
(1位中国、2位インド)
2.アメリカ合衆国の工業
①五大湖周辺
・石炭、鉄鉱石など資源が豊富
→早い段階から工業が発展、工業都市が栄える
※1970年以降、伸び悩む
ⅰ.おもな工業都市
・ピッツバーグ:鉄鋼業
・デトロイト:自動車
ⅱ.おもな資源
・メサビ鉄山:鉄鉱石
・アパラチア炭田:石炭
②サンベルト
・北緯37度以南の地域
・気候が温暖で、労働力が豊富
・コンピューター関連の産業が発達
ⅰ.先端技術産業
・アメリカ南西部のシリコンバレーで発達
※カリフォルニア州のサンフランシスコ郊外の地域
・研究機関、ICT関連の企業などが集まる
ⅱ.航空宇宙産業
・ヒューストンなどで発達
※アメリカ南部のメキシコ湾に面する都市
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