明治時代・続き
1.韓国と中国
①韓国の植民地化
・韓国併合:1910年、日本は韓国を併合
→朝鮮総督府を設置し、武力を背景に統治
②中国の革命運動
ⅰ.辛亥革命:1911年
・孫文が革命を主導。清を倒して近代国家の建設をめざした
ⅱ.中華民国の成立:1912年
・孫文が臨時大総統に就任
→その後、袁世凱が大総統の地位をゆずり受け、独裁的な政治を行う
2.日本の産業革命と公害問題
①1880年代半ば~
・軽工業を中心に発展
②日露戦争前後(20世紀初め~)
・重化学工業の発展
・下関条約で得た賠償金をもとに、北九州に官営の八幡製鉄所を建設
→1901年、操業を開始
※財閥の登場:三井・三菱・住友・安田などの資本家が成長して成立
③公害問題
・足尾銅山鉱毒事件(栃木県)
→地元の衆議院議員田中正造が問題解決に努力
④日本の社会主義の動向
・大逆事件:1910年、社会主義者らを逮捕
→幸徳秋水らが死刑となった
3.明治時代の文化
①日本画
・横山大観:代表作は「無我」など
②西洋画
・黒田清輝:フランスに留学
※代表作は「湖畔」、「読書」など
③音楽
・滝廉太郎:洋楽の道を開いた
※「荒城の月」「花」などを作曲
④文学
ⅰ.与謝野晶子
・詩や短歌を多く残した女流歌人
・歌集「みだれ髪」など
※日露戦争で出征した弟を思い、「君死にたまふことなかれ」という詩をよんだ。
ⅱ.樋口一葉
・女性の小説家
・代表作は「たけくらべ」など
ⅲ.夏目漱石
・小説家
・代表作は「吾輩は猫である」、「坊っちゃん」など
ⅳ.森鷗外
・軍医・小説家
・代表作は「舞姫」など
ⅴ.石川啄木
・歌人・詩人
・代表作は「一握の砂」など
⑤医学
・野口英世:細菌学者。黄熱病の研究中に自らも感染し、病死
漢字の読み方(タップで開きます)
1.韓国と中国
・韓国併合:かんこくへいごう
・朝鮮総督府:ちょうせんそうとくふ
・辛亥革命:しんがいかくめい
・孫文:そんぶん
・中華民国:ちゅうかみんこく
・袁世凱:えんせいがい
2.日本の産業革命と公害問題
・八幡製鉄所:やはたせいてつじょ
・財閥:ざいばつ
・三井:みつい
・三菱:みつびし
・住友:すみとも
・安田:やすだ
・足尾銅山鉱毒事件:あしおどうざんこうどくじけん
・田中正造:たなかしょうぞう
・大逆事件:たいぎゃくじけん
・幸徳秋水:こうとくしゅうすい
3.明治時代の文化
・横山大観:よこやまたいかん
・無我:むが
・黒田清輝:くろだせいき
・湖畔:こはん
・滝廉太郎:たきれんたろう
・荒城の月:こうじょうのつき
・与謝野晶子:よさのあきこ
・樋口一葉:ひぐちいちよう
・夏目漱石:なつめそうせき
・森鷗外:もりおうが
・舞姫:まいひめ
・石川啄木:いしかわたくぼく
・一握の砂:いちあくのすな
・野口英世:のぐちひでよ
ざっくり歴史にもどる