関東地方の各都県の特徴を解説していきます。
まずは地図で各都県の位置をおさらいしましょう。
1.茨城県
・県庁所在地は水戸市です。
・農業生産額は北海道に次いで全国2位、工業でも県南部に鹿島臨海工業地域が形成されています。
・レタス・はくさい・日本なしの生産量は全国2位となっています。
・茨城県には、琵琶湖に次いで2位の広さの湖である霞ヶ浦があります。
・筑波研究学園都市が計画的につくられ、筑波大学など国の研究機関が集まっています。
2.栃木県
・県庁所在地は宇都宮市です。
・いちごの生産量が全国1位となっています。
3.群馬県
・県庁在地は前橋市です。
・嬬恋村で野菜の抑制栽培が行われています。収穫した野菜は東京などの都市部に出荷されるので、輸送園芸農業でもあります。
・キャベツは全国2位、レタス・はくさいは3位の生産量です。
4.埼玉県
・県庁所在地はさいたま市。人口120万人を超える政令指定都市でもあります。
・東京に近く近郊農業がさかんで、ねぎ・ほうれんそうはいずれも千葉県に次いで全国2位の生産量となっています。
・東京都に通勤・通学する人が多く、昼間人口(ちゅうかんじんこう)は夜間人口より少なくなっています。
5.東京都
・人口が全国1位で、約1400万人となっています。日本の総人口の1割以上が東京都に集中していることになります。
・印刷業・印刷関連業の出荷額が特に多くなっています。隣接する3県(埼玉・神奈川・千葉)からの通勤・通学者が多いため、昼間人口>夜間人口となっています。
6.神奈川県
・県庁所在地は横浜市、人口は約370万人の政令指定都市です。ほかに川崎市、相模原市も政令指定都市です。
・県の中央部を相模川が流れ、西には箱根などの山がつらなっています。
・ウォーターフロントでは横浜市のみなとみらい21が有名です。
7.千葉県
・県庁所在地は千葉市で、政令指定都市になっています。農業・工業・漁業ともさかんな県です。
・農業は近郊農業としてさかんで、ほうれんそう・ねぎ・日本なし・らっかせいは全国1位、にんじんは全国2位の生産量となっています。
・工業もさかんで、東京湾岸に京葉工業地域が形成されています。
・漁業では、日本三大漁港の1つである銚子港があり、漁獲量が1位になる年もあります。ちなみに、ほかの2つの港は静岡県の焼津港、北海道の釧路港です。
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