1.国際連合
国際連合は、1945年、第二次世界大戦後に設立された国際機関です。本部はアメリカのニューヨークにあります。
2.国際連合の主要機関
①総会
総会は全加盟国で構成され、議決には全ての国が平等に1票をもっています。
②安全保障理事会(安保理)
安全保障理事会(安保理)は、世界の平和と安全の維持を目的とする機関です。アメリカなど5か国の常任理事国は拒否権を有しています。
3.国際連合の専門機関・補助機関
①国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)
教育・科学・文化などで国際協力を進め、世界の平和を守ることを目的としています。世界遺産の登録も行います。
②国連児童基金(UNICEF、ユニセフ)
子どもを貧困や病気から守り、健康な成長をうながす活動を行います。
③世界保健機関(WHO)
世界の人々の健康の維持・増進を目的とする機関です。
4.地域主義
①ヨーロッパ連合(欧州連合、EU)
ヨーロッパ連合(欧州連合、EU)は、1993年に12か国で発足しました。その後、加盟国が増加しました。共通通貨ユーロを導入しています。
②ASEAN(東南アジア諸国連合)
ASEAN(東南アジア諸国連合)は1967年に発足しました。現在は10か国が加盟しています。
③2国間、多国間の協定
ⅰ.自由貿易協定(FTA)
貿易において関税や輸出入の制限をなくす協定です。
ⅱ.経済連携協定(EPA)
貿易だけでなく、人材交流や投資など広い分野で協力を進める協定です。
5.平和のための国際的な援助、取り組み
①ODA(政府開発援助)
ODA(政府開発援助)とは、先進国が発展途上国に対して行う援助のことです。
②NGO(非政府組織)
NGO(非政府組織)は、民間の国際的な協力組織です。
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