ポイント
藤原氏の摂関政治が行われていたころ、文化では国風文化がさかえました。しかし、藤原氏の勢力はおとろえ、上皇による院政の時代をむかえます。さらに、その後は武士が勢力をのばして平氏政権が成立。しかし、その平氏も源氏にほろぼされました。
平安時代・続き
1.国風文化
・唐風の文化をふまえて、日本の風土や生活に合わせて生み出された文化
※摂関政治の時代に最も栄えた
①仮名文字(かな文字)
・漢字をもとに成立
→多くの文学作品がつくられた
ⅰ.小説
・紫式部の「源氏物語」
ⅱ.随筆
・清少納言の「枕草子」
ⅲ.日記
・紀貫之の「土佐日記」
ⅳ.和歌集
・紀貫之らが編集した「古今和歌集」
②浄土信仰
・念仏を唱えて阿弥陀如来にすがり、死後に極楽浄土に生まれ変わることを願う信仰
③建築
ⅰ.寝殿造
・平安時代の貴族が住んだ住居の建築様式
ⅱ.平等院鳳凰堂
・藤原頼通が宇治(京都府)に建てた阿弥陀堂
2.院政
①特徴
・天皇が位をゆずって上皇となった後も、実権を握り続けて行う政治
②始まり
・1086年、白河天皇が天皇の位をゆずる
→白河上皇として政治の実権を握り続けた
3.武士の政権
①武士の台頭
・1156年、保元の乱
・1159年、平治の乱
→2つの戦いに勝利した平清盛が、政治の実権をにぎった
②平氏政権
・1167年、平清盛が武士として初めて太政大臣になった
・平清盛は、娘を天皇のきさきとし、生まれた子を天皇にした
※藤原氏と同じやり方
・日宋貿易:平清盛は大輪田泊(現在の神戸港)を整備し、宋(中国)と貿易
4.源平の争乱
・平氏に対する不満の高まり
→源氏が兵をあげる
・1185年、壇ノ浦の戦い(山口県)で平氏が滅亡
※源頼朝の弟・源義経らの活躍
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1.国風文化
・国風文化:こくふうぶんか
・紫式部:むらさきしきぶ
・源氏物語:げんじものがたり
・随筆:ずいひつ
・清少納言:せいしょうなごん
・枕草子:まくらのそうし
・紀貫之:きのつらゆき
・土佐日記:とさにっき
・古今和歌集:こきんわかしゅう
・寝殿造:しんでんづくり
・浄土信仰:じょうどしんこう
・平等院鳳凰堂:びょうどういんほうおうどう
2.院政
・院政:いんせい
・上皇:じょうこう
・白河天皇:しらかわてんのう
3.武士の政権
・保元の乱:ほうげんのらん
・平治の乱:へいじのらん
・平清盛:たいらのきよもり
・太政大臣:だいじょうだいじん
・日宋貿易:にっそうぼうえき
・大輪田泊:おおわだのとまり
・宋:そう
4.源平の争乱
・壇ノ浦の戦い:だんのうらのたたかい
・源義経:みなもとのよしつね
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