1.幕政の改革と幕府の動揺
①徳川吉宗
・8代将軍(1716~45年)
享保の改革を行う
・新田開発
・武士に質素・倹約をすすめる
・上げ米の制:大名から1万石につき100石の米を幕府に納めさせた
・目安箱を設置:人々の意見を聞くため
・公事方御定書:裁判の基準となる法律
・結果:幕府の財政は一時的に立ち直る
②田沼意次
・老中。田沼の政治を行う
・株仲間の結成を奨励
・天明のききんがおこる
→各地で百姓一揆や打ちこわしが発生
→老中を辞めさせられる
③松平定信
・老中。徳川吉宗の孫
寛政の改革を行う(1787~93年)
・倹約令
・旗本や御家人の借金を帳消しにした
・朱子学以外の学問を教えることを禁止
・結果:きびしい政治改革に不満。6年ほどで終了
④大塩平八郎
・元大阪町奉行所の役人
・1837年、大塩の乱を起こす:天保のききんで苦しむ人々を救うため
⑤水野忠邦
・老中として天保の改革を行う(1841~43年)
・株仲間の解散を命じる:物価の上昇をおさえるため
・江戸や大阪周辺の農村を幕領にする命令 →失敗
・結果:改革は2年あまりで失敗に終わった
2.新しい学問と化政文化
①本居宣長
・「古事記伝」を著す
・国学を大成
②杉田玄白
・1774年、「解体新書」を出版
・蘭学の基礎を築く
③伊能忠敬
・西洋の測量術を用いて正確な日本地図を作成
④喜多川歌麿
・美人画
⑤葛飾北斎
・「富嶽三十六景」
⑥歌川(安藤)広重
・「東海道五十三次」
⑦十返舎一九
・「東海道中膝栗毛」
⑧小林一茶
・俳諧(俳句)
⑨間宮林蔵
・19世紀初めに北方を探検、樺太が島であることを確認
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