ポイント解説
アメリカから世界に広がった世界恐慌。アメリカはニューディール政策、イギリス・フランスはブロック経済で対応しました。社会主義国のソ連は5か年計画を実施していたため影響を受けませんでした。一方、日本やドイツは深刻な不景気にみまわれました。
1.世界恐慌の発生
・1929年、ニューヨークの株式市場で株価が暴落
→アメリカから世界に混乱と大不況が広がる
2.各国の対応
①イギリス・フランス
・ブロック経済…本国と植民地の関係を密接にし、それ以外の国の商品に対する関税を高く設定
※植民地の少ない日本・ドイツ・イタリアなどは反発
②アメリカ
・ニューディール政策:ルーズベルト大統領のもとで実施
→政府がダムの建設などの公共事業を積極的におこし、失業者に職を与え、労働組合を保護
③ソ連
・5か年計画を進めていたため、世界恐慌の影響を受けず、順調に成長
漢字の読み方(タップで開きます)
・世界恐慌:せかいきょうこう
・5か年計画:ごかねんけいかく
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