しっかり歴史

第二次世界大戦の終結

ポイント解説

第二次世界大戦はドイツ・イタリアの降伏により、先にヨーロッパで終結。1945年5月のドイツ降伏後は、唯一日本だけが世界中の国々と戦争をしている状態になりました。1945年8月、アメリカは広島長崎原爆を投下。日本はついにポツダム宣言を受け入れ降伏。ようやく第二次世界大戦が終わりました。

1.ヨーロッパの終戦

連合国の反撃、枢軸国の劣勢へ

・1943年9月、イタリアが降伏
・1945年5月、ドイツが降伏

2.日本の劣勢

①1942年

・6月、ミッドウェー海戦で敗北

②1943年

・2月、ガダルカナル島で敗北

③1944年

・7月、サイパン島陥落
東条英機内閣退陣

④1945年

ⅰ.ヤルタ会談
・2月、連合国のアメリカイギリスソ連の首脳が会談
ソ連の対日参戦や、ソ連が千島列島を領有するなどの秘密協定を結ぶ

ⅱ.東京大空襲
・3月10日、一晩で10万人以上が犠牲になった

ⅲ.沖縄戦
・3月、沖縄にアメリカ軍が上陸、地上戦へ
→12万人以上が犠牲(沖縄の人口の約4分の1)

・6月、日本側の組織的な抵抗が終わる

3.日本の降伏

※1945年

ポツダム宣言の発表

・7月、連合国のアメリカ・イギリス・ソ連の首脳が会談
→日本に対して無条件降伏を求めるポツダム宣言を発表した
※日本は当初これを無視

②アメリカによる原爆投下

・8月6日、広島原子爆弾を投下
・8月9日、長崎原子爆弾を投下

③ソ連の対日参戦

・8月8日、ソ連日ソ中立条約を破って参戦
→満州・南樺太・千島などに侵攻

④ポツダム宣言の受諾

・日本はポツダム宣言を受け入れることを決定
8月15日、昭和天皇ラジオを通して終戦を国民に知らせる(玉音放送)

※太平洋戦争と第二次世界大戦が終結(1945(昭和20)年)


漢字の読み方(タップで開きます)

・玉音放送:ぎょくおんほうそう

 


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