ポイント解説
1990年代以降の日本では、政治では55年体制が終わり、経済ではバブル景気が崩壊して長い平成不況を迎えました。21世紀になると、政治では2度の政権交代、経済では戦後最長の好景気から2008年の世界金融危機の影響による景気後退と、めまぐるしい変化が続きました。
1.日本の政治の動き
①55年体制の終わり
・1993年、細川護熙内閣が成立
・自由民主党(自民党)は初めて野党になった
※その後、自民党は政権に復帰(与党に)
②2度の政権交代
ⅰ.2009年の政権交代
・選挙で自民党が大敗
・民主党を中心とする連立内閣が成立
・自民党は再び野党になった
ⅱ.2012年の政権交代
・選挙で民主党が大敗
・自民党を中心とする連立内閣が成立
2.変化する日本経済
①バブル景気(バブル経済)
・1980年代末~1991年
※昭和の終わりから平成にかけての時期
・株式と土地の価格が高騰
→実態とかけ離れた好景気になった
②平成不況
・バブル経済の崩壊後、日本経済は長い不況に突入した
③世界金融危機
・2008年、日本は再び深刻な不況になった
※2002年以降、戦後最長の好景気が続いていた
3.日本の国際貢献と外交
①PKO協力法の制定
・1992年制定
→日本は国連のPKO(平和維持活動)に自衛隊を初めて派遣
②日朝首脳会談
・2002年、小泉純一郎首相が北朝鮮を初めて訪問
→日朝平壌宣言を発表
4.震災と復興
・1995年1月17日、阪神・淡路大震災
・2011年3月11日、東日本大震災
※現在も完全な復興はできていない
5.世界の一体化と環境問題
①グローバル化
・世界の一体化あるいは世界が一体化していく動きのこと
②地球温暖化防止京都会議
・1997年開催。京都議定書を採択
→温室効果ガスの排出削減目標を設定
※アメリカの離脱など、問題点もあった
漢字の読み方(タップで開きます)
・細川護熙:ほそかわもりひろ
・小泉純一郎:こいずみじゅんいちろう
・日朝平壌宣言:にっちょうピョンヤンせんげん
・阪神・淡路大震災:はんしん・あわじだいしんさい
・京都議定書:きょうとぎていしょ
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