ポイント解説
イタリアではムッソリーニ、ドイツではヒトラーが実権をにぎり、ファシズムの体制をとりました。日本は深刻な不景気が続き、政党政治も行きづまっていきました。
1.ファシズムとは
・民主主義や自由主義を否定した全体主義の体制
①イタリア
・1922年、ムッソリーニの率いるファシスト党が政権をにぎり、独裁を行う
・1936年、アフリカのエチオピアを併合
②ドイツ
・1933年、ヒトラーの率いるナチス(国民社会主義ドイツ労働者党)が政権をにぎり、独裁を行う
2.1920年代以降の日本経済
①金融恐慌
・1927年発生
・多くの銀行が休業・倒産
→とりつけさわぎが起こるなど日本経済が混乱
②世界恐慌
・1929年発生
・アメリカから世界に広がる
③昭和恐慌
・1930年ごろからの日本の深刻な不況
※世界恐慌の影響を受けて深刻化
④労働争議・小作争議の多発
・都市部で労働争議、農村で小作争議が多数発生
3.政党政治の行きづまり
・1930年、ロンドン海軍軍縮会議に出席
→日本はイギリス・アメリカと協調し、軍縮条約を結ぶ
※日本国内で批判→浜口雄幸首相がおそわれ、内閣退陣
漢字の読み方(タップで開きます)
・金融恐慌:きんゆうきょうこう
・浜口雄幸:はまぐちおさち
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