ポイント解説
日本は1941年に真珠湾を攻撃し、日米間の太平洋戦争が開戦。当初は日本の優勢でしたが、ミッドウェー海戦の敗北により形成は逆転しました。第二次世界大戦は日本をふくむ枢軸国と、アメリカなどの連合国との間で戦われました。
1.太平洋戦争の開戦前
※1940年の動き
①日独伊三国同盟
・日本はドイツ・イタリアと軍事同盟を結ぶ
②日本の進軍
・東南アジアのフランス領インドシナ北部へ進軍
ⅰ.目的1
・援蔣ルートを断ち切るため
(長引く日中戦争を終わらせたい)
ⅱ.目的2
・資源の確保のため
※石油・ゴムなど
③「大東亜共栄圏」の建設を提唱
・アジアから欧米の勢力を追い出し、アジアの諸民族だけで繁栄しようという主張
2.そして開戦へ
※1941年の動き
①日ソ中立条約
・4月、北方の安全を確保するため
②日本の進軍
・フランス領インドシナ南部を占領
→アメリカは日本への石油・鉄の輸出を禁止
③ABCD包囲陣
・アメリカ・イギリス・中国・オランダが日本に対して行った経済封鎖
→日本の強硬派は戦争による打開を主張
④東条英機内閣の成立
・アメリカとの開戦を決意
⑤太平洋戦争の開戦
・1941年12月8日
ⅰ.アメリカと開戦
・日本はハワイの真珠湾を攻撃
※ドイツ・イタリアもアメリカに宣戦布告
ⅱ.イギリスと開戦
・イギリス領のマレー半島に上陸
3.戦争の経過
・当初は日本の優勢だったが…
・1942年6月、ミッドウェー海戦で敗北
→日本の攻勢が止まり、戦況は不利に
4.第二次世界大戦の対立構図
①枢軸国
・ドイツ・イタリア・日本など
②連合国
・イギリス・フランス・アメリカ・中国・ソ連など
漢字の読み方(タップで開きます)
・援蔣ルート:えんしょうルート
・大東亜共栄圏:だいとうあきょうえいけん
・日ソ中立条約:にっそちゅうりつじょうやく
・ABCD包囲陣:エービーシーディーほういじん
・東条英機:とうじょうひでき
・真珠湾:しんじゅわん
・枢軸国:すうじくこく
・連合国:れんごうこく
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