必修公民

金融と銀行(必修解説)

1.金融

お金が不足している人と、お金に余裕がある人との間で行われる、お金の貸し借りのことを金融といいます。

金融には、2種類あります。1つは直接金融といって、貸し手と借り手が資金を直接貸し借りすることです。例えば、企業が株式や社債を発行して資金を調達することがあげられます。

もう1つは間接金融といって、銀行や保険会社などの金融機関を仲介して、資金の貸し借りが行われることです。例えば、家計からの預金を銀行が企業に貸し出すことがあげられます。

2.銀行のはたらき

銀行の仕事には、大きく分けて3つあります。

1つめは、預金業務です。銀行は、家計や企業から預金を集めて、利子を支払います。

2つめは、貸付業務です。銀行は、預金業務で集めた預金を家計や企業に貸し出して、利子を受け取ります。預かったお金を貸し付けているので、間接金融を行っているということになります。

3つめは、為替業務です。現金を用いずに送金や代金の支払いを行うことができます。


必修公民にもどる