景気変動(景気循環)
資本主義経済では、好景気(好況)と不景気(不況)が交互に繰り返されます。これを景気変動(景気循環)といいます。
1.好景気(好況)
好景気(好況)のときは、商品がよく売れます。そのため、企業の生産が増え、労働者の賃金は上昇します。倒産件数は減少し、失業者も減少します。
また、商品がよく売れると言うことは、それだけ需要が多いということでもありますから、物価は上昇します。このように、一般的に好景気(好況)のときに物価が継続的に上昇することを、インフレーション(インフレ)といいます。
2.不景気(不況)
不景気(不況)のときは、商品があまり売れません。そのため、企業の生産は減少し、労働者の賃金は下落します。倒産件数は増加し、失業者も増加します。
また、商品があまり売れないということは、それだけ需要が少なく供給の方が多いということですから、物価は下落します。このように、一般的に不景気(不況)のときに物価が継続的に下落することを、デフレーション(デフレ)といいます。
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