必修地理

ヨーロッパ州①(必修まとめ)

1.ヨーロッパ州の気候・自然

①気候の特徴

日本より高緯度だが比較的温暖
理由暖流の北大西洋海流と、偏西風の影響のため

フィヨルド

氷河によってけずられた谷に海水が深く入り込んだ、奥行きのある湾
・ヨーロッパ北部のスカンディナビア半島にみられる

ライン川

・物資の運送にも使われる国際河川

④ヨーロッパ各国の面積

・大部分の国が日本よりも面積が小さい
※日本より広い国:フランススペインなど
※日本の面積:約38万平方キロメートル

2.ヨーロッパ州の宗教・言語

①宗教

キリスト教が中心
プロテスタントカトリック正教会に分かれる

②言語

ⅰ.ゲルマン系言語
英語ドイツ語

ⅱ.ラテン系言語
フランス語イタリア語

ⅲ.スラブ系言語
ロシア語・ポーランド語

3.ヨーロッパの農業

地中海式農業

・おもな地域:地中海沿岸イタリアスペインなど
:乾燥に強いオレンジオリーブなどの果実を栽培
:降水量を生かし、小麦を栽培
 地中海性気候に適応した農業

混合農業

・おもな地域:ヨーロッパ北西部・東部
穀物栽培:小麦ライ麦
家畜の飼育:豚や牛

酪農

・おもな地域:ヨーロッパ北部デンマークオランダなど
乳牛を飼育し、バターチーズを生産

4.ヨーロッパの統合

①歴史

・1967年、ヨーロッパ共同体(EC)を結成

・1993年、ヨーロッパ連合(EU)を結成
 12か国で結成。28か国まで増加
イギリスが離脱し、現在の加盟国は27か国

・EUの人口は約5億人
・EUの経済規模(GDPはアメリカ合衆国を上回る

②EUの政策

国境を自由に通過できる。通勤・買い物に便利
・加盟国間の関税をなくし、貿易がさかんに
・共通通貨ユーロを導入

③EUの問題点

・加盟国間の経済格差が大きい
※東ヨーロッパ諸国と西ヨーロッパ諸国の経済格差
 →東ヨーロッパ諸国の方が経済的に貧しい


必修地理にもどる