しっかり歴史

江戸時代初期の貿易

ポイント解説

徳川家康は東南アジア方面での貿易(朱印船貿易)を積極的にすすめ、東南アジア各地に日本町が成立しました。また、スペインポルトガルに加えてイギリスオランダも来航し、ヨーロッパの国々との貿易もさかんになりました。

1.朱印船貿易の奨励

朱印状の発行

・渡航許可証のこと
・江戸幕府(徳川家康)は日本の商船に朱印状を与えた

②朱印船を送った人たち

・京都・堺・長崎などの商人
・西日本の大名(西国大名)
東南アジア各地に朱印船を送り、さかんに貿易を行った

例:ルソン(フィリピン)、シャム(タイ)、安南(ベトナム)など

日本町の形成

東南アジア各地に形成される
山田長政…シャムの役人になるが毒殺される

2.ヨーロッパ人の来航

①プロテスタントの国の来航

・新たにオランダイギリスが日本に来航
平戸(長崎県)に商館を設置して貿易を開始

※それ以前に来航したスペインポルトガルカトリックの国

②貿易品

ⅰ.輸入品
中国産の生糸や絹織物など

ⅱ.輸出品
、刀、工芸品など


漢字の読み方(タップで開きます)

・朱印船貿易:しゅいんせんぼうえき
・朱印状:しゅいんじょう
・安南:あんなん
・日本町:にほんまち
・山田長政:やまだながまさ
・平戸:ひらど

 


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