1.建武の新政
①特徴
・後醍醐天皇による天皇中心の政治
・公家(貴族)重視の政策
②結果
・武士の不満が高まる
→後醍醐天皇と対立した足利尊氏が兵をあげる
・新政は2年余りで失敗に終わる
2.南北朝の動乱(内乱)
2つの朝廷が成立
①北朝:京都
・足利尊氏が京都に新たな天皇を立てて成立
→室町幕府ができる
②南朝:吉野(奈良県)
・京都からのがれた後醍醐天皇がたてた朝廷
3.室町幕府の成立
①成立
・1338年、足利尊氏が北朝の天皇から征夷大将軍に任命される(初代将軍)
→京都に幕府を開く
②3代将軍足利義満
・京都の室町に御所を建て、政治を行う
→室町幕府とよばれる
・1392年、南北朝を統一
※北朝と南朝に分かれていた2つの朝廷が統一
4.室町幕府のしくみ
①中央(京都)
ⅰ.管領
・将軍の補佐役
・足利氏の一族(細川氏、畠山氏など)の有力な守護がついた
ⅱ.侍所・政所・問注所
・鎌倉時代と同様におかれた
②地方
ⅰ.鎌倉府
・関東を中心に支配
・長官の鎌倉公方には足利氏の一族がついた
※たびたび幕府と対立
ⅱ.守護
・鎌倉時代の守護に比べ、幕府から強い権限を与えられた
→一国を支配するようになり、守護大名とよばれた
※幕府の政治に関与するものもいた
漢字の読み方(タップで開きます)
・建武の新政:けんむのしんせい
・南北朝の動乱(内乱):なんぼくちょうのどうらん(ないらん)
・足利義満:あしかがよしみつ
・管領:かんれい
・鎌倉府:かまくらふ
・鎌倉公方:かまくらくぼう
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