1.中国・朝鮮半島のようす
①中国
・5世紀ごろ:南北朝時代
②朝鮮半島の国々
・北部(A):高句麗
・西部(B):百済
・東部(C):新羅
・南部(D):伽耶(加羅、任那)地域 →南部は多くの小国が分立し、統一せず
※A~Dは地図と対応
2.大和政権(ヤマト王権)と朝鮮半島との関係
①大和政権と朝鮮半島
・半島南部の伽耶(加羅、任那)地域の国々とつながりを深めた
・目的:鉄資源や進んだ技術を求めていたため
②高句麗の好太王碑(広開土王碑)の記録
・大和政権は百済や伽耶(加羅、任那)地域の国々と関係を深め、高句麗や新羅と戦った
3.大和政権(ヤマト王権)と中国との関係
①中国の歴史書
・中国の歴史書「宋書」の記述
・倭の五王(讃・珍・済・興・武の5人の大王)が、中国の南朝にたびたび使いを送っていた
・目的:倭王の地位と、朝鮮半島南部の軍事的な指揮権を、皇帝に認めてもらうため
②古墳からの出土物
・埼玉県 稲荷山古墳 出土の鉄剣
・熊本県 江田船山古墳 出土の鉄刀
→刻まれている文字:「ワカタケル大王」=倭王武のこと
4.渡来人
・中国や朝鮮から日本にやって来て、進んだ技術や文化を伝えた人々
渡来人によって伝えられたもの
ⅰ.漢字と儒学(儒教)
・5世紀初めに伝わる
ⅱ.仏教
・6世紀半ば、百済から伝わる
ⅲ.須恵器
・高温で焼いた、かたくて灰色(黒っぽい)の土器
ⅳ.その他
・土木工事、絹織物などの進んだ技術
漢字の読み方(タップで開きます)
・高句麗:こうくり、コグリョ
・新羅:しらぎ、シルラ
・百済:くだら、ペクチェ
・伽耶:かや
・加羅:から
・任那:みまな、イムナ
・好太王碑:こうたいおうひ
・広開土王碑:こうかいどおうひ
・「宋書」:そうじょ
・讃:さん
・珍:ちん
・済:せい
・興:こう
・武:ぶ
・稲荷山古墳:いなりやまこふん
・江田船山古墳:えたふなやまこふん
・渡来人:とらいじん
・須恵器:すえき
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