中国の歴史書と弥生時代の日本のようす
・中国では日本を倭、日本人を倭人とよんでいた
1.「漢書」地理志
・紀元前後の倭のようすを記録
・倭には約100の小国が分立
→朝鮮半島の楽浪郡を通じて、中国(漢)に使いを送る国もあった
2.「後漢書」東夷伝
奴国王の朝貢
・1世紀半ば(57年)
・九州北部の奴国の王が後漢に使いを送る
→皇帝から「漢委奴国王」と刻まれた金印を授けられた
※この金印は江戸時代に志賀島(福岡県)で発見
3.「魏志倭人伝」
①邪馬台国
・3世紀、30余りの小国が連合して成立
・女王:卑弥呼
②卑弥呼の朝貢
・卑弥呼が魏に使いを送る
→魏の皇帝から親魏倭王の称号と金印、銅鏡100枚などを授けられた
※このころの中国
・漢(後漢)がほろび、魏・蜀・呉が分立する三国時代に
・卑弥呼は、このうち魏に使いを送った
漢字の読み方(タップで開きます)
・倭:わ
・倭人:わじん
・「漢書」地理志:かんじょちりし
・「後漢書」東夷伝:ごかんじょとういでん
・奴国:なこく、なのくに
・漢委奴国王:かんのわのなのこくおう
・金印:きんいん
・志賀島:しかのしま
・「魏志倭人伝」:ぎしわじんでん
・邪馬台国:やまたいこく
・卑弥呼:ひみこ
・魏:ぎ
・朝貢:ちょうこう
・親魏倭王:しんぎわおう
・蜀:しょく
・呉:ご
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