しっかり地理

東北地方の地図と特徴(しっかり解説)

1.東北地方の県

東北地方は6つの県からなります。

県庁所在地は、岩手県が盛岡市宮城県が仙台市のほかは、県名と同じです(青森県は青森市、福島県は福島市など)。

2.東北地方の自然環境①

東北地方の中央部には、奥羽山脈が南北に走っています。東北地方の6県全部にまたがっていて、岩手県と秋田県、宮城県と山形県の県境にもなっています。

3.東北地方の自然環境②

おもな平野は、北上川下流部に広がる仙台平野最上川下流部に広がり米の生産が多い庄内平野などがあります。

岩手県を中心とする海岸を三陸海岸といい、その南部は海岸線の入り組んだリアス海岸となっています。

4.気候

東北地方の中央部を南北に走る奥羽山脈により、東が太平洋側の気候、西が日本海側の気候に分かれています。ちなみに奥羽山脈で分けられていない青森県は日本海側の気候になります。

太平洋側では、梅雨から夏にかけてやませという北東からの冷たい風が吹きます。風が冷たい理由は、寒流の親潮千島海流)の影響で、冷やされた空気が流れてくるためです。雲や霧(きり)を発生させることで日照時間が少なくなり、気温も低下します。これにより冷害が発生し、農業に被害を及ぼすこともあります。

日本海側は、冬は北西の季節風の影響で雪が多くなります。文字通り日本海側の気候の特徴が明確に表れています。


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