中国・四国地方の各県の特徴
まずは地図で中国・四国地方の各県の位置を確認しましょう。
1.鳥取県
①農業
・なしの栽培がさかんで、生産量は全国5位です。
・鳥取砂丘ではらっきょう・メロンの栽培がさかんに行われています。特にらっきょうの生産量は鳥取県が1位です。
②人口
・鳥取県の人口は約55万人で、47都道府県のなかで最も人口が少ないです。
2.島根県
①世界遺産
・石見銀山が世界遺産に登録されています。
②人口
・島根県の人口は約65~70万人で、全都道府県のなかでも鳥取県の次に人口が少ない県です。
3.岡山県
①農業
・ぶどう、ももの栽培がさかんです。岡山県は桃太郎ゆかりの地としても有名ですね。
②工業
・倉敷市水島地区の石油化学コンビナートが有名で、瀬戸内工業地域を構成しています。
4.広島県
①広島市
・広島市は太田川の河口に三角州が広がっていて、大都市を形成しています。人口は100万人をこえ、政令指定都市・地方中枢都市でもあります。
②歴史
・広島市は1945年8月6日に世界で初めて原子爆弾が投下されました。戦後、平和記念都市に指定されました。
③工業
・自動車の生産がさかんです。自動車会社のマツダの本社も広島県に置かれています。
④漁業
・かきの養殖がさかんです。
5.山口県
①地形
・秋吉台は石灰岩でできた台地で、カルスト地形となっています。この土地を構成している石灰岩は水に溶けやすく、雨水や地下水などの影響を受けてカルスト地形が形成されています。
②山口県出身の人物
・山口県は初代内閣総理大臣の伊藤博文をはじめ、最も多くの総理大臣を輩出しています。
・憲政史上最長の首相在職日数の安倍晋三元総理大臣も、山口県の出身です。
6.香川県
①面積
・香川県は面積が全国で最小の県です。
②気候
・瀬戸内の気候のため年間降水量が少なく、また讃岐平野には大きな川もないため、ため池が多くつくられています。ため池の例としては満濃池が有名です。
③交通
・1988年に瀬戸大橋が開通し、香川県坂出市と岡山県倉敷市を結んでいます。
7.愛媛県
①農業
・愛媛県はみかんの栽培がさかんなことで有名ですね。和歌山県に次いで全国2位の生産量をほこります。
・農業生産額に占める果実の割合も大きいです。ただし、農業生産の金額そのものは全国的に見て大きいわけではありません。
②漁業
・漁業では真珠の養殖が行われています。
8.徳島県
①鳴門海峡
・徳島県鳴門市と兵庫県の淡路島の間に鳴門海峡があります。鳴門海峡はうず潮が生じることで有名です。
②その他
・盆踊りの阿波踊りも有名ですね。観光資源にもなっています。
9.高知県
①農業
・太平洋に面した高知県は、沖を暖流の黒潮(日本海流)が流れているため、温暖な気候となっています。その気候を利用して、高知平野で促成栽培が行われていて、冬から春にかけてビニールハウスできゅうり・なす・ピーマンなどをさかんに栽培・出荷しています。
②漁業
・漁業ではかつお漁がさかんです。「かつおの一本釣り」として知られていますね。
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