しっかり地理

中国・四国地方の地図と特徴(しっかり解説)

1.中国・四国地方の県

中国地方に5県、四国地方に4県あります。位置と県名をしっかり押さえておきましょう。

県庁所在地は、島根県松江市香川県高松市愛媛県松山市と、いずれもの字がついています。それ以外の県は県名と同じ市が県庁所在地となっています(広島県は広島市高知県は高知市などです)。

2.中国・四国地方の自然環境

中国山地はなだらかなのに対し、四国山地は高くてけわしいのが特徴です。

四万十川は四国で最長の川、四国で2番目に長いのが吉野川です。四万十川は最後の清流と呼ばれています。

3.地域区分と気候

中国・四国地方はさらに3つの地域に区分することができます。それぞれ異なる気候になっています。

①山陰

中国山地より北の地域を山陰といいます。
山陰日本海側の気候で、冬は北西から吹く季節風の影響で雪や雨が多くなります

②瀬戸内

中国山地と四国山地にはさまれた地域を瀬戸内といいます。
瀬戸内は瀬戸内の気候に属し、年間を通じて温暖で、降水量が少ないです。そのため、水不足になりやすいので、ため池や用水路がかんがい用に整備され、農業に利用されています。

③南四国

四国山地より南の地域を南四国といいます。
南四国は太平洋側の気候に属しています。黒潮(日本海流)の影響で1年を通して温暖で、南東の季節風や台風の影響で降水量が多いです。

瀬戸内:山陽+北四国

中国山地の北側を山陰と呼ぶことは①に書いてある通りですが、中国地方のうち中国山地の南側を山陽といいます。山陽新幹線が走っていて岡山駅や広島駅を通ることを覚えておけば、山陰と山陽で混乱することはないと思います。

また、四国地方のうち、四国山地の北側を北四国といいます。

つまり、②の瀬戸内は、山陽北四国に分けられるということです(あるいは、山陽と北四国を合わせて瀬戸内という)。


しっかり地理にもどる