必修歴史

世界史⑤19世紀の世界(必修解説)

1.イギリスとアジア

1840年、イギリスの間でアヘン戦争がおこりました。この戦争はイギリスの勝利に終わり、1842年に南京条約が結ばれました。

さらに翌年には、清に関税自主権がなく、イギリスが領事裁判権(治外法権)をもつ不平等条約が結ばれました。

その後、清国内では、洪秀全を指導者として太平天国を建国しました。この太平天国の乱は、外国の力を借りた清によってたおされました。

インドでは、19世紀半ばにインド兵がイギリス人の上官に対して反乱をおこしたことをきっかけに、イギリスに不満をもつ人々の反乱が各地に広まりました。これをインド(の)大反乱といいます。

2.アメリカの動き

アメリカでは、奴隷制自由貿易をめぐって、南部と北部が対立していました。南北の対立から、1861年に始まったのが南北戦争です。

北部を率いていたリンカン(リンカーン)大統領は、奴隷解放宣言を発表したほか、人民の、人民による、人民のための政治」という有名な演説も行いました。

南北戦争は、1865年に北部の勝利に終わりました。


必修歴史にもどる