必修公民

家計(必修解説)

1.家計の支出

家計の支出には、大きく3つがあります。

まず、消費支出です。これは、食料費、交通・通信費、教育費など、財やサービスの購入にあてられた支出のことを指します。

次に、非消費支出です。これは、税金、社会保険料などがあります。例えば、サラリーマンで毎月給料を受け取っている場合には、給料から税金社会保険料(年金など)が先に引かれていて、残った金額を手取りとして受け取ります。つまり、非消費支出とは、強制的に支払わなければいけないものです。

もう1つが貯蓄です。家計の収入から、消費支出と非消費支出を引いた残りが貯蓄となります。これには、銀行預金保険料などがあります。保険料とは、生命保険など、民間の保険会社に自由に加入して支払うというものですので、強制的な社会保険料とは(名前は似ていますが)全く違うものです。

2.支払いの手段

買い物をする場合、現金以外にも支払いの方法があります。クレジットカードを使えば、現金を持たずに買い物ができます。この場合、代金は銀行口座から引き落とされます。現金を使わずに買い物ができるのは便利ですが、後で支払わなければならないため、使いすぎに注意が必要です。

現金以外の支払い手段としては、他に電子マネーがあります。電子マネーとは、ICカード携帯電話などに取り込んだお金のことです。事前にチャージしておいた金額分のみ使うことができます。


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