人権は、一国内に限らず、世界共通で保障されていくべきものです。特に戦後の世界では、国際連合が人権保障に取り組んできました。ここでは、国際連合で採択された、さまざまな人権に関する宣言や条約を見ていきます。
1.世界人権宣言
戦後間もない1948年、世界に向けて基本的人権と自由の保障を示しました。
2.国際人権規約
1966年に採択されました。世界人権宣言の内容を条約化したもので、法的拘束力をもちます。
3.女子差別撤廃条約
男女平等を進めるため、1979年に採択されました。この条約の採択を受けて、日本では1985年に男女雇用機会均等法が制定されました。
4.子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)
1989年、18歳未満の子どもの基本的人権を国際的に保障するために採択されました。
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