必修歴史

人物歴史⑥江戸時代-1(必修解説)

1.江戸時代の始まり~江戸時代前期

豊臣秀吉が亡くなって2年後の1600年、関ヶ原の戦いが起こりました。徳川家康を中心とする東軍が、石田三成らの西軍に勝利しました。

徳川家康は1603年に征夷大将軍に任命され、江戸幕府を開きました。江戸時代は1867年まで、260年余り続きました。

江戸幕府の3代将軍となったのが、徳川家康の孫の徳川家光でした。徳川家光参勤交代を制度化したほか、ポルトガル船の来航を禁止するなどして、鎖国体制を完成させました。

17世紀後半、5代目の将軍となったのは徳川綱吉でした。徳川綱吉は、生類憐みの令という極端な動物愛護令を出し、人々は大いに迷惑しました。

18世紀の初めには、儒学者の新井白石が、6・7代将軍のもとで政治を行いました。新井白石は貿易額の制限などを行いました。

2.元禄文化

5代将軍の時期に栄えた、上方(京都や大阪の地域)を中心とする町人文化を元禄文化といいます。

俳諧で活躍した松尾芭蕉は、全国を歩いて「奥の細道」を完成させました。

近松門左衛門は、人形浄瑠璃の台本を書いて、人々の人気を集めました。

絵画では、浮世絵の版画を始めた菱川師宣が、「見返り美人図」などの作品を残しています。


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