1.自然・気候
①地形・自然
オホーツク海に面した知床半島では、冬に流氷がおしよせ、観光資源ともなっています。
北海道には北方領土も属しています。国後島、択捉島、歯舞群島、色丹島で構成されます。択捉島は日本の最北端でもあります。
②気候
本州などとは異なる北海道の気候で、世界の気候でいうと冷帯(亜寒帯)に属します。梅雨がないのも北海道の特徴です。
2.都市・交通
①札幌市
札幌市は北海道の道庁所在地で、人口は100万人をこえ、政令指定都市でもあります。
②漁港の町
函館、釧路などが漁港の町として有名です。
③青函トンネル
青函トンネルは、北海道と本州を結ぶ海底トンネルです。津軽海峡の海底を通ります。
④新千歳空港
新千歳空港では、東京(羽田)との間をつなぐ便の利用客が多くなっています。
3.歴史
北海道には、先住民族であるアイヌの人々が古くから暮らしてきました。
明治時代になると、江戸時代までの蝦夷地という呼び方も改められ、開拓使という役所がおかれて屯田兵が開拓を進めました。
4.農業
北海道では、広大な土地をいかした大規模な農業が行われているのが特徴です。農業生産額は全国1位となっています。日本全体の食料自給率は低いですが、北海道だけの食料自給率は200%にも達しています。
稲作は石狩平野、畑作は十勝平野、酪農は根釧台地とその周辺でさかんです。
北海道が1位のおもな農産物はいくつもあります。北海道が占める割合と合わせて確認していきますと、てんさい(100%)、じゃがいも(77%)、小麦(68%)などとなっています。
5.漁業
北海道は漁業もさかんです。水産物の漁獲量は全国1位となっています。
オホーツク海などで行われる遠洋漁業を特に北洋漁業といい、根室や釧路を基地として行われています。ただし、各国が(排他的)経済水域を設定した影響を受け、その後衰退しました。
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