必修地理

世界の地形(必修解説)

1.安定大陸

世界の大部分の陸地は、長年にわたる風化侵食により、平たんな地形になっています。アフリカ大陸オーストラリア大陸南北アメリカ大陸の東部、ユーラシア大陸のシベリアなどには、広大な低地・平原・高原が広がっています。

2.2つの造山帯

地震火山の活動が活発で、陸地には山地や山脈、海洋には島が点々と並んでいる一帯を、造山帯といいます。

世界には2つの造山帯があります。太平洋をかこむように形成されている環太平洋造山帯と、東南アジアからユーラシア大陸を横断するかたちで形成されているアルプス・ヒマラヤ造山帯です。

日本列島環太平洋造山帯に属しています。

①環太平洋造山帯

北アメリカ大陸・南アメリカ大陸の西部は、環太平洋造山帯の一部となっています。この地域に見られる主な山脈は、北アメリカ大陸ロッキー山脈と、南アメリカ大陸アンデス山脈です。

なお、アメリカ合衆国東部のアパラチア山脈は、造山帯には属しておらず、なだらかな山脈となっています。

南アメリカ大陸には、流域面積が世界最大のアマゾン川も流れています。この川の河口付近を赤道が通っていることも、知っておくと便利です。

②アルプス・ヒマラヤ造山帯

アルプス・ヒマラヤ造山帯という名前にもふくまれていますが、ヨーロッパにはアルプス山脈、アジアにはヒマラヤ山脈があります。

他にも、世界最長の川であるナイル川がアフリカ大陸を流れています。


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※ここで登場した世界地図は、全て http://www.craftmap.box-i.net/ に掲載のものを利用しました