しっかり歴史

桃山文化、南蛮文化

1.桃山文化(安土桃山文化)

①特徴

戦国大名や大商人の権力・富を背景とした、豪華で壮大な文化

②建築

・城:壮大な天守閣書院造の広間
 例:安土城大阪城姫路城(白鷺城)

③絵画

ⅰ.障壁画
・ふすまや障子にえがかれた
狩野永徳や弟子の狩野山楽などの画家が活躍

ⅱ.唐獅子図屏風
狩野永徳の代表作

④茶の湯

千利休が質素なわび茶の作法を完成

⑤芸能

ⅰ.かぶき踊り(歌舞伎踊り)
・女性の出雲の阿国が始めた
→江戸時代の歌舞伎のもととなった

ⅱ.浄瑠璃
・三味線に合わせて物語を語り聞かせる演芸
→江戸時代の人形浄瑠璃のもととなった
※三味線は琉球から伝わった三線をもとに作られた

2.南蛮文化

①特徴

南蛮貿易を通して、ヨーロッパの文化の影響を受けて成立した文化
・宣教師らにより、天文学、医学、航海術などの学問・技術、眼鏡や時計などの日用品が伝わる

②具体例

ⅰ.活版印刷術
・活字印刷機を使った印刷術
→ローマ字で書かれたキリシタン版「平家物語」など

ⅱ.日本語になったポルトガル語
パンカステラコンペイトウカルタなど


漢字の読み方(タップで開きます)

・天守閣:てんしゅかく
・姫路城(白鷺城):ひめじじょう(しらさぎじょう)
・障壁画:しょうへきが
・狩野永徳:かのうえいとく
・狩野山楽:かのうさんらく
・唐獅子図屏風:からじしずびょうぶ
・千利休:せんのりきゅう
・出雲の阿国:いずものおくに
・歌舞伎:かぶき
・浄瑠璃:じょうるり
・三味線:しゃみせん
・三線:さんしん

 


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