1.聖徳太子の政治
①飛鳥時代
・592年、女性の推古天皇が即位
・有力な豪族の争い:蘇我氏VS物部氏
②聖徳太子(厩戸皇子)
・推古天皇のおい
・摂政として天皇の政治を助ける
・蘇我馬子と協力しながら、天皇中心の政治をめざす
③聖徳太子の政治
ⅰ.冠位十二階の制度:603年
・家柄にとらわれず、能力や功績のある人物に冠位を与え、役人にとりたてる制度
ⅱ.十七条の憲法:604年
・仏教や儒学(儒教)の考え方を取り入れながら、役人の心構えを示す
※十七条の憲法のおもな条文
・一に曰く、和をもって貴しとなし、さからうことなきを宗とせよ。
・二に曰く、あつく三宝を敬え。三宝とは仏・法・僧なり。
・三に曰く、詔をうけたまわりては必ずつつしめ。
④聖徳太子の外交
・遣隋使:607年
→小野妹子らを隋に派遣
※隋と対等な外交を開こうとした
・目的1:東アジアでの立場を有利にすること
・目的2:隋の進んだ制度や文化を取り入れること
2.飛鳥文化
①特徴
・日本最初の仏教文化
・聖徳太子の時代に栄えた
・古墳にかわって寺院が豪族の権威の象徴となる
②おもな寺院・仏像
・法隆寺…聖徳太子が建立した、現存する世界最古の木造建築物
※法隆寺に置かれている釈迦三尊像などの仏像が有名
・広隆寺の弥勒菩薩像
漢字の読み方(タップで開きます)
・飛鳥時代:あすかじだい
・推古天皇:すいこてんのう
・即位:そくい
※即位…天皇の位につくこと
・蘇我氏:そがし
・物部氏:もののべし
・聖徳太子:しょうとくたいし
・厩戸皇子:うまやどのおうじ
・甥:おい
・摂政:せっしょう
・蘇我馬子:そがのうまこ
・冠位十二階:かんいじゅうにかい
・十七条の憲法:じゅうしちじょうのけんぽう
・曰く:いわく
・貴し:たっとし、とうとし
・三宝:さんぽう
・詔:みことのり
・遣隋使:けんずいし
・隋:ずい
・法隆寺:ほうりゅうじ
・釈迦三尊像:しゃかさんぞんぞう
・広隆寺:こうりゅうじ
・弥勒菩薩像:みろくぼさつぞう
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