ざっくり地理

日本の地形(ざっくり解説)

1.日本の自然環境

日本列島は環太平洋造山帯に位置し、標高の高い山々や火山が多く見られます。
そのため、日本の陸地の約4分の3が山地と丘陵地で占められています。

2.日本のおもな山地・山脈


地図を見ながら、各地方の代表的な山地・山脈をおさえておきましょう。
・東北地方:奥羽山脈
・関東地方:関東山地
・中部地方:日本アルプス(赤石山脈木曽山脈飛驒山脈)
・近畿地方:紀伊山地
・中国・四国地方:中国山地四国山地
・九州地方:九州山地

3.日本のおもな川と平野

この地図を見るとわかるように、平野と川はセットになっています。どの平野に何という川が流れているかをおさえておきましょう。

世界と比べた日本の川の特徴は、山から海までの距離が短く流れが急で、流域面積がせまいことです。日本は山がちな地形が多いため、そのような特徴になっています。

4.さまざまな地形

①平らな地形

海に面した平らな地形のことを平野といいます。一方、内陸にあり、山地に囲まれた平らな地形のことを盆地といいます。どちらも平らな地形であることは同じですが、周辺の環境が違います。

②平野や盆地に見られる地形

扇状地とは、山間部から川が平野や盆地に流れ出たところに大きめの土砂がたまってできた地形のことです。文字通り、扇形をした土地になっています。水はけがよいため、果樹園として利用されることが多いです。果樹の栽培のさかんな地域では、このような地形がよく見られます。
地形図の読み取りでは、扇形をした地形(扇状地)と果樹園の地図記号がよくセットで出てきます。

一方、平野を流れる川の河口(海に流れ込むところ)に細かい土砂が積もってできた地形を三角州といいます。三角州では、水田住宅地として利用されることが多いです。

リアス海岸

リアス海岸は、海岸線が複雑で、のこぎりの歯のように入り組んだ地形です。東北地方の三陸海岸、三重県の志摩半島、福井県の若狭湾などに見られます。


地図は http://www.craftmap.box-i.net/ に掲載のものを利用しました


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